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うさぎを飼うのに最適な室温は?
~扇風機や冷却マットについても解説~

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梅雨の時期から夏にかけて食欲不振など体調を崩すうさぎが毎年多くいます。

原因は暑さや気圧の変化など様々ありますが、今回は夏場を乗り切るために守っていただきたいことを綴っていきます。

1. 室温は25℃以下に!

うさぎは寒さには強いですが暑さに弱い動物で25℃を超えると途端に体調を崩す子が多くなる印象です。

ご存知の通り、うさぎは被毛で密に覆われており、人間で言うとダウンジャケットを着ているイメージです。

ですから、冬場は室温が15℃を下回らなければ元気に暮らせる子が多いので、ほとんどの地域ではうさぎにとって暖房は必要ありません。(15℃だと人間が寒さに耐えられないので暖房はつけますが…)

しかし、夏場は冷房を効かせ室温を25℃以下、可能なら22~23℃に保たないと簡単に食欲不振に陥ります。

室温25℃以下となると、夏場だと男性で適温、女性で長袖を着ないと肌寒いくらいの温度なので人間にとってはやや生活しづらくはなりますが、そこはうさぎを飼っている方の宿命ですので耐えるしかありません。

2. 扇風機、冷却マットではダメなの?

よく「うさぎに扇風機を当てていますがダメですか?」、「冷却マットはどうですか?」といった質問を受けますが、前述した通り、うさぎは全身毛で覆われている動物です。

人間で考えてみてもダウンジャケットを着て、厚手のパンツを履き、ニット帽を被り、マスクをつけ、目しか出ていない状況で扇風機を当てられたり、冷たいマットに寝てもほとんど効果ありませんよね。

扇風機は直接風を皮膚に当て、皮膚から熱を放散させることで体温を低下させますが、毛で覆われていると風が当たらず熱放散の効果がないので、室温自体を低く保つ必要があります。

冷却マットも一時的には効果あるかもしれませんが、乗っかっている部分がすぐに暖かくなってしまうので、冷房ほどの効果は得られません。

そうなると真夏は北海道や避暑地を除いて、ほぼ全国で24時間冷房が必須となります。

もちろん、エアコンを使うと電気代がかかりますが、そこは出し惜しみしてはいけない出費なので渋らず出しましょう。

日中家をあける際に「昼間25℃超えるかな?冷房どうしようかな?」と迷う時もありますが、私は迷った際はタイマーで冷房がオンになる時間、オフになる時間をあらかじめ設定してから出かけるようにしています。

また最近では外出していてもスマホからエアコンの操作が可能な機種がありますのでそれを購入してみてもいいかもしれませんね。

タイマーの設定やスマホから操作できるエアコンの使用で思っているよりも電気代はかからないので、暑さで食欲不振になり、治療費がかかることを考えると時間もお金も節約できると思いますので、我が子のためにエアコンの使用をお願いします。