以前から気になっていたこと「実際、うさぎってどれくらい牧草を食べているのか」について今回は書いていきたいと思います。
うさぎの飼育本などでは「食べられるだけの牧草を与える」と書かれていることが多く、個人的には「体重1kg当たり1日〇〇g与える」のように書かれていれば分かりやすいのになとずっと感じていました。
そこで、今回私が飼っているチャイ(ホーランドロップ/1.5kg/3歳)が食べる牧草の量を調べてみました。
以前の記事でもお伝えしましたが、2月7日に我が家に来て、新しく購入した牧草を与え始めました。
購入した牧草はチモシーの1番刈り(シングルプレス)の5kg。
私は働いている動物病院で毎回牧草を購入しており、写真の5kgのもので3000円程。
ペレットはバニーセレクションのメンテナンスをスプーン1杯弱を1日2回サプリメント程度に与えています。
この牧草を我が家に来た2月7日に開封し、毎日食べられるだけの量を与え、先日3月9日に全て消費しました。
32日間で5kgを消費したので1日当たり156g程。
156gを全て食べる訳ではなく、すのこの下に落ちたり、食べずに1日経過した牧草が2∼3割あり、それらは捨てるので実際に食べる量は110~125g程度という結果になりました。
体重1kg当たりで計算すると74∼84g程。
個人的にはチャイはとてもよく牧草を食べてくれる子なので、うさぎの牧草(チモシー1番刈り)の摂取量の目安としては体重1kg当たり70g/日以上の牧草を食べていれば十分なのではと感じます。
勿論、上記の量はあくまでも目安なので70g/日よりも多く食べるうさぎの場合は食べられるだけ与えて下さい。
2番、3番刈りやイタリアンライグラスなど1番刈りよりも柔らかい牧草を食べているうさぎの場合は、同量の牧草を食べていても腸の張りや歯の伸び方が変わってくるので注意が必要となります。
また、うさぎの中には幼少期に柔らかい牧草に慣れてしまい、チモシーを食べずに柔らかい牧草を好む子や生まれつき腸の張りがイマイチで牧草をあまり食べない子、食べたくても不整口咬で牧草を十分に食べられない子がいるので、そういう子には生牧草や野草などで代用してあげる必要があります。