昨日、録画してあった世界の果てまでイッテQを観ていましたら、みやぞんがとても良い事を話していたのでシェアしたいと思います。
2018年8月5日に放送された回で、みやぞんの24時間テレビのマラソン企画の練習も兼ねて、石川県の金沢から東京まで約600kmを自転車で走破するという内容でした。
その道中、スタッフから「みやぞんさんにとって自転車って何ですか?」と尋ねられた際に以下のように答えていました。
自転車とはタイヤが2つ付いてる物。
当たり前すぎて分かってない事ってあるんですよね。
牛乳って牛のお乳ですよ。
だから、牛乳苦手とか牛乳腹壊すとか、牛乳は実は栄養素が無いとか言いますけど、牛のお乳ですよ。
人に飲ませるために出している訳じゃないんですよ。
そこでつべこべ言っちゃいけないんですよ。勝手に人の乳盗んでおいて。
ここまで一緒にいると自転車ってタイヤが2つ付いてる物。漕ぐ物。
こういう風になってきます。
牛乳って牛のおっぱい。
牛の子どもに飲ませる物。
それを勝手に盗んだ物っていう事で。
いや、だからありがたく頂けばいいんですよ。
ありがとう、ありがとうって飲めばいいんですけど。
牛乳マズい、嫌い。
そりゃ、牛だって人間に飲ませる為に頑張ったんじゃねぇんだって話ですよ。
番組ではみやぞんが話しているからか、効果音に笑い声が入っていたり少し面白いように編集されていて、そこに関しては残念でしたが、個人的にはめちゃくちゃ良い事を言っているなと思いながら観ていました。
牛乳は本来みやぞんが言っている通り、子牛に飲ませる為の物。
子牛が順調に元気に育つためには欠かせない物です。
しかし、今日の酪農現場では生まれたらすぐ親牛から離し、育成には代用乳といって粉ミルクのような物を与え、母乳は牛乳として出荷されます。
獣医師の立場から言うと、免疫力活性のために母乳で育ててほしいというのが本音ですが、酪農家の方の生活もかかっているので母乳は出荷せざるを得ません。
今日、当たり前のように食卓に並んでいる牛乳ですが、このことを心に留めておかなければならないと感じました。
このことは牛乳のみならず、肉、魚、野菜など全ての食べ物に言える事だと思います。
全ての食べ物に命があり、携わる方々の苦労があります。
人間のエゴかもしれないが、生きていくためには食べなければなりません。
そこで人間がやるべき最低限のことは感謝の気持ちを持つことだと思います。
そのことを思い出させてくれたみやぞんの一言でした。
当たり前だけど、当たり前じゃない。
毎日の食卓に並ぶ食べ物に感謝するためにも、食事の際にはこの言葉で感謝を表したいと思います。
いただきます。そして、ごちそうさま。