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大動物獣医師の1日

こんにちは!

今回は大動物獣医師の1日について書いていきます。

-7:50 出勤-

本来は8時半までに出勤すればいいのですが、診療所内で一番若い僕は一番早く出勤するよう心がけています。

他の先生は大体8:15~8:25の間に出勤。

出勤後、診療所の鍵を開け、ゴミ捨て、掃除、診療車に薬や備品の補充などを行います。

-8:30~9:00 診療の受付・割り振り-

この30分で新規の診療の電話が多くかかってくるので受付し、前日の継続になった診療と併せて、担当地域ごとに行く農家を割り振ります。

大体1日8件程ですが多い時は20件になることもあります。

-8:50~9:10 出発-

僕は午前中に8割方の診療を終わらせたいと思っているのですが、途中で往診依頼の電話が鳴ることもしばしば。

就業規則では1時間の休憩時間があるのですが、そんなに時間はとれる訳もなく、14時位に平均30分程の昼休憩をとる感じになります。

めちゃくちゃ忙しい時は昼食も摂れず、夕方4時くらいに食べることもしばしば。。。

業務内容は治療が中心ですが、和牛繁殖農家が生後6ヵ月で行う去勢や肥育農家が素牛を導入した後に行うワクチン接種、酪農家では繁殖検診(JMR)人工授精( AI )など治療のみならず多くの業務を行います。

-15:30~ 事務処理-

診療所に帰ってくるのが15:30~17:00間でここから事務処理。

事務処理はその日に診療した分のカルテ入力、死亡した牛の診断書、治癒した牛の転帰とり、授精情報の入力、ワクチン接種後の処理等色々あります。

どの会社もそうですがやはり月末は忙しくなります。

-18:30~20:30 帰宅-

事情があって担当地域が忙しく、最近の帰宅時間は19:00~20:00です。

就業規則だと勤務時間は8:30~17:00なんだけどな。。。笑

サービス残業は月40時間くらいですかね。

-帰宅後-

夜間診療が入らないか気が気ではありません(笑)

お風呂に入っている時でも電話が鳴らないか気にしたり、出た後も携帯を確認したり、寝る時も頭の近くに携帯を置いていつでも電話に出れるようにしたり。。。

午後10時~午前6時まではそんなに夜間診療は入りませんが、休みの日でない限り心は落ち着きませんね(笑)

また、夜間診療が入るので晩酌はできず。

上の先生だと「飲んじゃったから行ってくれないか~」と若手に振れますが、一番若手の僕は流石に無理です。

 

以上、簡単に大動物獣医師の1日を書きましたが、率直に言うと「会社に入る前に想像していたよりも忙しい!」です。

恐らくこれはほとんどの会社にも言える事だと思います。

ですから、これから獣医学生だけでなく就職する方に伝えたいことは「福利厚生がしっかりとした会社に入りましょう!」です!

有給がしっかり取れる、年間休日が何日あるのか、残業はどうなのか等、給料だけでなく福利厚生についても調べておいた入社した後に「ここで良かった!」と感じられると思います。