獣医師国家試験について

今回は獣医師国家試験についてまとめてみようと思う。

受験資格は?

獣医師国家試験の受験資格は大まかに言うと「獣医学の課程を修めた者」となる。

厳密にはもっと細かく規定されているが、まずは大学で獣医学を学ばなければ受験資格は与えられない。

なので、司法試験のように独学で受験するというようなことはできないのである。

しかし、司法試験のように「修了日後の5年度内に3回の範囲内で司法試験の受験が可能」というような制限はなく、獣医学を修めさえすれば、獣医師国家試験は何回落ちようが、毎年受験資格はある

合格率は?

合格率のことを書く前に新卒と既卒について少し記載する。

新卒とは獣医学を6年間学び6年生の2月に国家試験を受験する人のことで、要するに国家試験に初めて挑戦する人

一方、既卒とは国家試験に1回以上落ちた人のことをいう。

以上のことを踏まえ、過去5年間の合格率を表にまとめてみた。

   H28年度 H27年度  H26年度  H25年度  H24年度
新卒  87.5%  88.0% 84.8%  90.2%   90.4%
既卒  38.0% 47.9%  35.0%  40.4%  34.0% 
合計  77.2% 78.8%  75.6%  81.7%   81.8%

まず新卒でみると合格率は90%弱

100人受ければ約90人合格するという割合なので、普通に勉強すれば受かるが、勉強しなかったり、本番に弱かったりすると落ちてしまうのである。

既卒はというと新卒と比べ、一気に合格率が下がり半分以下になってしまう。

合格率が一気に下がる要因としては、今まで一緒に勉強していた人がいなくなってしまう、動物病院でアルバイトしながら国家試験が近くなったら勉強し始める、モチベーションの低下など色々ある。

最後に、受験者全体の合格率は80%前後。

毎年約1200人が受験するので約1000人の新米獣医師が毎年誕生することになる。

試験内容

試験は毎年2月中旬に2日間かけて行われる。

試験には必須問題学説問題(A,B)実地問題(C,D)の5つあり、1日目に必須と学説、2日目に実地が行われる。

実技はなく全部机上でマークシートに記入していく。

必須問題は解答時間は50分で50題あり、いわゆる常識問題である。

獣医師になる上で知っていなければならない問題が法律関係や基礎系、応用系、臨床系全般から出題される。

この必須問題は7割以上正解しないとならない。

学説問題(A,B)はそれぞれ解答時間は2時間で設問は80問ずつある。

学説問題は文章を読んで設問に答えるものである。

実地問題(C,D)はそれぞれ解答時間は2時間で60問ずつ。

実地問題は写真を見て、解答する方式。

実地Cは1つの写真に対し1つの問題が出されるのだが、実地Dは1つの写真に対し、2題出される。

要するに「以下の写真を見て、問1、問2を答えよ」というようなものなので、問1を間違えたら問2も間違える少し怖い方式である。

僕は実地問題が苦手でした。。。

学説と実地では、

学説A 80題+学説B 80題+実地C 60題+実地D 60題=280問でこのうち6割正解しないとならない

よって、合格条件は必須7割以上正解かつ学説・実地6割以上正解となる

 

以上、獣医師国家試験について簡単にまとめてみた。

今年は2月の14、15日に行われるのであと4日後。

今回受験する方が1人でも多く合格できるよう心から祈って終わりにしたい。