礼文島『桃岩荘』へ行ってきました!

ツイッターでも何回かつぶやきましたが、先日、礼文島に行ってきました。

最初の予定では9/23~9/26の3泊4日を予定していたのですが、宿泊したユースホステルがとても良く、このまま泊まっていたい!という気持ちになりました。

しかし、9/27にどうしても外せない用事があったので、その用事を済ませた後、9/28~10/1まで再度行ってきました。

そのユースホステルというのは日本三大バカユースホステルと言われている『桃岩荘』です。

私自身も9/21の夕食を食べている際にバイクで日本中を旅している兄からいきなり電話がかかってきて、

「9/30まで暇?ホスピタリティがすごくて、人生変わるからめっちゃ行って欲しい宿があるんだけど。最低でも3泊はして欲しい。」

と言われました。

9/22と9/27に用事があったので、9/23~9/26まで行けばギリギリ3泊できる。

でも、お金もかかる。

羽田から礼文島行きのフェリーが出ている稚内空港まで往復6万円程。

悩みましたが、兄がそこまで勧めるならという思いと、迷っているなら行動するというのが信条でもあるので、兄から電話があった1時間半後にはユースホステルに予約の電話をかけていました。

まず、桃岩荘は北海道の礼文島という島の南西にあり、東京からだと飛行機、フェリーを乗り継いで5時間程かかります。

羽田空港から稚内行きの直行便

スターウォーズ仕様の飛行機でテンションUP

紙コップもスターウォーズ仕様

シートのヘッドカバーも

ヨーダもいたよーだ…

稚内空港からバスでフェリーターミナルへ

ユースホステルでは基本的に食事は出ないので、フェリーターミナルの2駅手前の稚内駅で降り、セイコーマートなどで食材を買い込んで徒歩(10分程)でフェリーターミナルに行っても良いと思います。

フェリーターミナルにも売店はありますが、お土産の割合が多かったです。

そしてフェリーに乗りいざ礼文島へ。

 

<ここから先は桃岩荘へ初めて行こうとしている方は読まない方が楽しめるかもしれません。>

 

2時間程フェリーに乗り、見えてきた光景は…

礼文島に近づくと旗を振りながら歓迎してくれている人たちが…

後日、お迎えする立場になっての1枚

利尻島との1枚。うーん、絵になる。

桃岩荘は開所の6月1日から閉所の9月30日までの4ヵ月間ヘルパーと呼ばれる従業員の方々によって運営されています。

この歓迎してくれている人たちもヘルパーで、フェリーが到着するたびに旗を振りながら大きな声で迎えてくれます。

到着後、ブルサンダー号エース(ブルサン)に乗って宿へ

車内はこんな感じ

車内では礼文島が花の浮島と呼ばれていること、猫の後姿に見える猫岩桃の形をしている桃岩があること、桃岩荘のルールなどをヘルパー面白可笑しく説明してくれます。

虹を眺める猫岩

桃岩

また、桃岩荘には桃岩時間というものがあり、この桃岩時間は日本標準時間よりも30分早く設定されているとのことで、最初はややこしいですが、慣れれば大丈夫です(笑)

フェリーターミナルと桃岩荘をつなぐ、約1.5kmのトンネルで”知性”、”教養”、”羞恥心”の3つを捨てるように言われます。

そう。このトンネルにこの3つを捨てることこそが桃岩荘に行くための条件となるのです。

そしてトンネルを抜けるとみんな“アホ”にならなければなりません。

桃岩荘に到着後、トンネルに羞恥心を置いてきたため大きな声で「ただいまー!」と言うことができます。

もちろん初めて桃岩荘に泊まる方も。

そうすると、宿にいたヘルパーやホステラー(桃岩荘に泊まっている一般の方々)が楽器を鳴らして盛大に「おかえりー!」とお出迎えしてくれます。(この時の写真は撮り忘れてしまいました。。。)

到着後はヘルパーが建物の説明をしてくれます。

いろりの間と呼ばれている共用スペース。2階部分は男性用ドミトリー。

いろりの間では自由に過ごすことができ、寝ている人もいれば、ご飯を食べている人、喋っている人、楽器を演奏している人など様々な方々がいます。

また、いろりの間の上に張ってある紙は桃岩荘で唄う歌の歌詞で恐らく80曲程あります。(多すぎて正確には何曲あるか不明です)

2階に上がる階段

2階にある男性用のドミトリー

下駄箱

“ぶたなすび”と呼ばれている売店。レトルトのご飯やカレー、カップ麺、ジュースなどはここで買えます。 昼間はいませんが、夜になるとママさんが相手をしてくれます。

食べ物以外にも桃岩荘グッズも置いてある。

お手洗い。黄色い紙を見てみると…

うむ。なるほど。

男女共用の洗面所。混む時間帯は洗面台が足りなくなる。

今となっては珍しい2槽式の洗濯機と乾燥機。 お金を払えば使えます。(洗剤は持参)

自動販売機もある

食堂に行く階段。左右で少しずれているが大丈夫とのこと。

そうこうしているうちに日没の時間に。

桃岩荘では毎日日没の時間になると館内放送がかかり、ヘルパー、ホステラーが外に出て夕日を見ます。

毎日行われる夕暮れの儀式

夕暮れの時間になるとヘルパーが夕暮れにちなんだ曲を数曲演奏してくれます。

iPhoneで撮って加工なしでコレ

桃岩荘からの夕日は今まで見た夕日の中で断トツで良かったです。

ヘルパーやホステラーとこの時間を素晴らしい曲で共有できたからというのもありますが、恐らく今後この夕日を超えるものはないと思います。

素晴らしい夕日を見たい方、自然が好きな方、人生に悩んでいる方などこの夕日を一度見てみてはいかがでしょうか。

夕日の後は風呂、夕食を済ませて、ミーティングの時間。

ミーティングとは毎晩行われるイベントのようなもので、私がいた時は礼文島の紹介やホステラーによるミニミニコンサート、Top of the アホを決めるアホ1番唄いまくり閉所祭など様々なミーティングが行われていました。

礼文島の紹介

ホステラー参加型のミニミニコンサート

いまくり。桃岩荘で作られた歌や一般の方でも知っている有名な歌などを2時間半程唄い続けた。

9月30日に行われた閉所祭

ミーティングはホステラーを巻き込んでのイベントで唄ったり、踊ったりととても楽しいひと時を過ごすことができます。

また、桃岩荘には夕日やミーティングといったイベントだけでなく、“愛とロマンの8時間コース”というものがあります。

これは礼文島の最北端から桃岩荘がある南端まで8時間、約30kmをハイキングするというもので、これをやり切った者には愛とロマンが生まれることからこのような名前が付いています。

ということで私も9/25に歩いてきました。

最北限の地 スコトン岬からスタート

澄海岬を経由して

雄大な景色を眺めながら

昼食に名物の圧縮弁当(米2合弱)を食べ

時には林道も歩き

日没も近づきつつ

遠くに利尻島も見ながら

桃岩時間の19時(日本標準時間18時半)に無事完歩することができました。

8時から歩き始め、11時間、合計56,000歩

早いグループは17時くらいに帰ることもあるそうだが、遅いと20時、21時になるというので私のグループは平均位のペースでした。

歩き終わったその日は階段の上り下りも辛かったです(笑)

桃岩荘に来た際は是非愛とロマンの8時間コースに晴れの日に参加することをお勧めします。

そして夜が明け、起床時間の6時30分(桃岩時間)。

朝、桃岩荘を出発する方をみんなで唄ったりしながらお見送り。

お見送りの際は「いってらっしゃーい!」「いってきまーす!」「また来いよー!」「また来るよー!」と見えなくなるまでお互い叫び続けます。

奥に見える坂は去った者がまた来ることから”見返り坂”と呼ばれています。

見返り坂の頂上から桃岩荘を見下ろす

桃岩荘と見返り坂(桃台猫台展望台からパシャリ)

フェリーターミナルでも唄や踊りでお見送り

見送られる側はこんな感じ

最初にもお話した通り、元々行く予定でもなかった桃岩荘に兄の電話1本で泊まることになり、さらに中1日空けて、また3泊4日しました。

2回目行った理由としては、1回目がすごく楽しかったこと、閉所祭に参加してみたかったから、人生で2度と行けないかもしれないから、1回目で仲良くなったヘルパーやホステラーとまた会いたいから、迷ったら行動が信条だから…など多くの理由があったからです。

この旅で飛行機代などで約15万円を使いましたが、今は行って良かったと心から思っています

ヘルパーの方々の心から楽しませてあげたいという思いが伝わり、高級ホテルとはまた違ったホスピタリティを感じることができました

15万円で素晴らしい経験をし、この経験が今後の人生に活かすことができれば安いものです。

もちろん、このようなユースホステルが苦手な方もいらっしゃると思います。

しかし、ここに来た方の8割程は「また来たい!」という思いになるのではないのでしょうか

実際、私も続けて2回訪れましたし、兄に関しては2泊の予定が10泊になったそうです。

また他にも毎夏来る方や、7月に来たけど9月にも来た方などが多くいます。

中には1シーズンで最大の122連泊した方もいます(笑)

それぐらい自分の家のようにゆったりでき、夜は歌を唄って楽しむことができます。

もしこのブログを読んでいる方で行ってみたい!という方がいらっしゃれば、最低3泊以上することをお勧めします。

1,2泊だけですと桃岩荘、礼文島を満喫できません。

最低3泊、可能なら5泊以上滞在し、晴れた日に愛とロマンの8時間コースを歩いてみてください。

迷っているなら是非来年行きましょう!